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第20回高峰記念第一三共賞受賞者発表

2022 年度(第20 回)「高峰記念第一三共賞」の受賞者として、

大野 博司 博士 (理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長)

を選出しましたのでお知らせいたします。

受賞研究テーマ 「宿主-腸内細菌相互作用の統合的理解に関する研究」

受賞者紹介>

大野博士は千葉大学医学部を卒業、医学博士を取得後、千葉大学助教授、金沢大学がん研究所教授、
理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター チームリーダーを歴任され、2018 年より理化
学研究所 生命医科学研究センター チームリーダー、2022 年には同研究所副センター長に就任。
大野博士は腸内細菌が宿主の健康や病態に及ぼす影響に着目し、特に粘膜関連リンパ組織を覆う特
殊に分化した上皮層に存在する抗原取り込み細胞である M 細胞に関する研究を進めてきた、この分野
での第一人者である。宿主-腸内細菌相互作用が宿主の生理・病理に及ぼす影響の分子メカニズムにつ
いて、この分野では世界をリードする研究成果を発信し続けている。
(所属機関・役職)
国立研究開発法人理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長
同センター 粘膜システム研究チーム チームリーダー
(主な略歴)
1983 年03 月 千葉大学 医学部卒業
1991 年03 月 千葉大学大学院 医学系研究科博士課程修了
1991 年04 月 千葉大学医学部 助手
1994 年04 月 米国NIH 訪問研究員
1997 年05 月 千葉大学医学部 助教授
1999 年04 月 金沢大学がん研究所 教授
2004 年04 月 理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター チームリーダー
2013 年04 月 理化学研究所 統合生命医科学研究センター グループディレクター
2018 年04 月 理化学研究所 生命医科学研究センター チームリーダー
2022 年04 月 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長
(主な受賞歴)
2016 年 安藤百福賞大賞
2016 年 ベルツ賞(2 等賞)
2018 年 文部科学大臣表彰 科学技術賞
2018 年 野口英雄記念医学賞
2021 年 持田記念学術賞

詳細はこちら https://www.ds-fdn.or.jp/