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号外 第35回「助成財団フォーラム2021」のプログラムが確定いたしました

JFC e-mail newsletter 号外「助成財団フォーラム2021」
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第35回「助成財団フォーラム2021」のプログラムが確定いたしました
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(2021/11/30(公財)助成財団センター発行)

<田中皓(公財)助成財団センター 専務理事からのメッセージ>

皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。2022年2月4日(金)開催予定の、第35回「助成財団フォーラム2021」のプログラムが確定しましたのでご案内いたします。

第35回「助成財団フォーラム2021」は、助成分野を問わず助成財団を取り巻く環境変化が顕著になってきている現状を鑑み、その変化に対してどう独自性を出して対処したらよいのか等を探るという趣旨に沿って、各財団のイニシアティブについての事例報告をお願いし、意見交換を行う内容となっています。

基調講演は、一般財団法人キヤノン財団、公益財団法人ロッテ財団 理事長を兼任されている吉川 弘之先生にお願いいたします。テーマは「科学と社会の関係の観点から民間助成財団の在り方」というものです。

4つのイニシアティブについて事例報告を行います。設立以来100年の歴史を越えて次の100年にチャレンジする公益財団法人原田積善会、同じく設立から約40年の歴史を持つ公益財団法人小笠原敏晶記念財団は、これまでの研究助成に加え、まったく新たな分野として文化芸術助成のプログラムをスタートさせています。

地域財団として設立5年の公益財団法人橋本財団は、助成事業と並行して研究所活動にとりくみ、両面から地域社会への貢献をめざしています。また、一般財団法人ロートこどもみらい財団は設立されたばかりで、企業のCSV等への取組からこの時期に設立された背景等についておうかがいする予定です。

そして民間助成財団をはじめとする公益法人、非営利団体の動向にお詳しい国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授 出口 正之先生(助成財団センター評議員もお務めです)に、上記のイニシアティブの事例を踏まえて、環境変化期における民間助成財団としての対応、考え方等について総括をお願いし、最後に皆さまと意見交換を行う案となっています。

お申込開始は12月1日(水)です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

INDEX・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.第35回「助成財団フォーラム2021」の開催(Zoomウェビナー開催)について
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2.吉川 弘之先生による第35回「助成財団フォーラム2021」基調講演要旨
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3.助成事業と調査研究事業の相互補完により社会課題の解決を目指す
  ― 公益財団法人橋本財団のチャレンジ
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1.第35回「助成財団フォーラム2021」の開催(Zoomウェビナー開催)について
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2022年2月4日(金)に開催いたします、第35回「助成財団フォーラム2021」(Zoomウェビナー開催)のプログラムの大枠が確定いたしました。

全国各地におられる、助成財団の関係者はもとより、助成事業等にご関心をお持ちの多くの皆さまにご参加いただけるものと考えております。

また、開催終了後に本フォーラムを動画視聴いただくことも可能です。助成財団の関係者はもとより、助成事業等にご関心をお持ちの多くの皆さまのご参加を賜りますよう、ご案内申し上げます。

*開催日時:2022年2月4日(金) 午後2時~午後5時30分

*フォーラム・テーマ :「助成財団の新たな動向、その背景を探る-助成事業の深化と更なる発展に向けて-」

*プログラム:
午後1時30分 《Zoomウェビナー開場》
午後2時00分 開会
《開会挨拶とフォーラムの趣旨》(公財)助成財団センター 理事長 山岡 義典
司会:(公財)助成財団センター 理事・事務局長 花崎 和彦 

午後2時10分 《来賓ご挨拶》
「公益法人に関する直近の課題・動向について」
北原 久様(内閣府公益認定等委員会 事務局長) 

午後2時20分 -第1部-
《基調講演》テーマ:「科学と社会の関係の観点から民間助成財団の在り方」
講話者:吉川 弘之様((一財)キャノン財団・(公財)ロッテ財団 理事長、
東京/大阪 国際工科専門職大学学長、東京大学元総長、東京大学名誉教授、独立行政法人日本学術振興会 学術最高顧問)
○吉川 弘之先生からいただいた講演要旨は含蓄が深いもののため、以下の2.で項を改めて紹介させていただきます。
《質疑応答》
午後3時《休憩:10分》

午後3時10分 -第2部-
《各財団のイニシアティブの事例報告》
モデレーター:大島 宏之様((公財)キリン福祉財団 常務理事・事務局長)

◇ (公財)原田積善会「100年財団・3つのチャレンジ」
プレゼンテーター:稲垣 裕志様((公財)原田積善会 理事長) 

◇ (公財)小笠原敏晶記念財団「事業拡大に向けて新たな助成分野への取組」
プレゼンテーター:中村 良治様((公財)小笠原敏晶記念財団 事務局長)

◇ (公財)橋本財団「助成事業と調査研究事業の相互補完により社会課題を解決し、地域社会への貢献をめざす」
プレゼンテーター:橋本 夕紀子様((公財)橋本財団 常務理事)

◇ (一財)ロートこどもみらい財団「ロートこどもみらい財団設立への取組」
プレゼンテーター:荒木 健史様((一財)ロートこどもみらい財団 代表理事)

午後4時10分《休憩:10分》

午後4時20分 -第3部-
《情報提供・総括コメント・意見交換》
総括コメンテーター:出口 正之様(国立民族学博物館・総合研究大学院大学 名誉教授、元公益認定等委員会常勤委員 -(公財)助成財団センター評議員もご兼任-)

モデレーター:(公財)助成財団センター 理事 渡辺 元(立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科 客員教授を兼任)

第3部では、第1部の基調講演、第2部のイニシアティブ事例報告に関して出口 正之先生の総括コメントをいただいたのち、チャットで受付けた質問に対する意見交換を行います。
《質疑応答》

午後5時20分
《取りまとめと閉会挨拶》(公財)助成財団センター 専務理事 田中 皓

午後5時30分《Zoomウェビナー退場》

*参加費:会員 6,600円 非会員 9,900円

ー お申込開始 12月1日(水) ~1月28日(金)までにお申し込みください -
*お申し込み方法
◆ WEB フォームからのお申込みの場合
https://pro.form-mailer.jp/fms/86a0f1b6196538
◆ FAX でお申し込みの場合
https://www.jfc.or.jp/wp-content/uploads/2021/Forum2021/no35forum2021fax.pdf

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2.吉川 弘之先生による第35回「助成財団フォーラム2021」基調講演要旨
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「私たちは自然環境、社会環境の大きな変化が引き起こす新種の困難を抱える時代に直面していて、それに対応する知恵が求められている。歴史を見れば、人類は知恵を求めて個人の経験にとどまらず協力して研究し、時代を通し、地域を越えて、知恵の源泉である学問体系という大きな知的共有財産を作り上げてきた。しかしいま、新種の困難に対処するためには現存の学問体系に含まれない新種の研究が必要であることが明らかになりつつある。

しかし既存の学問体系に従う研究振興が求められる国家、産業による研究支援制度ではその実行が困難である。この困難を超えるために、我が国において多様で固有の活躍を続ける財団がこの未知の新しい研究を支援することが期待され、それはわが国の未来に明るい光を投げかけるに違いない。その実現のための方法を考察する。」

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3.助成事業と調査研究事業の相互補完により社会課題の解決を目指す
  ― 公益財団法人橋本財団のチャレンジ
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今回の助成財団フォーラムにご登壇いただく(公財)橋本財団さま(岡山県岡山市)は斬新な運営形態をとっておられます。ソシエタス総合研究所というシンクタンクを併設されているのです。助成財団がシンクタンクを併設するという事例はあまり聞いたことがありません。同財団のHPを拝見しますと、1)社会福祉活動への助成、情報発信等を行う過程で、社会課題が見えてくる。2)それへの支援の効果を上げるためにマクロ的視点から全体像・実像を捉える必要があると考えられた。3)それを踏まえて、同財団の定款に新たな公益目的事業として「調査研究事業」を追加し、高齢者問題、貧困、移民などのテーマに取り組む研究員の方々を擁するソシエタス総合研究所を設立し、一層の社会福祉の増進を目指すというものです。

(公財)橋本財団さまの事務局の皆さまからも「助成事業と調査研究事業は相互に補完してくれるものとして、大きな期待のもとにあります。そういった意味では、あまり他では見ない面白い取り組みではと自負しております。」というお言葉をいただいています。助成事業と調査研究事業をハイブリッドに実施するというイニシアティブには、固定観念にとらわれない新しさを感じます。助成財団フォーラムではこのイニシアティブについてお話しくださる予定です。

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4.センターからのお知らせ
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★ ご寄付のお願い https://www.jfc.or.jp/profile/donation/
助成財団センターでは当センターの事業活動にご理解とご賛同をいただき、是非ご寄付をお寄せくださいますよう心よりお願い申し上げます。

★ 会員募集中 https://www.jfc.or.jp/profile/collection/
当センターの中間支援組織としての果たすべき役割、責任は極めて大きいものと自覚しておりますが、皆さまのご参加とご協力があってこそのものです。
多くの皆さまに会員として当センターを支えていただきたく心よりお願い申し上げます。
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編集・発行 公益財団法人 助成財団センター
発信日 2021年11月30日
編集・発行人 田中 皓

公益財団法人 助成財団センター
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