2024年度 多摩川の美しい未来づくり助成
2023/09/08
助成プログラム趣旨
東急財団(旧:とうきゅう環境浄化財団)は1974年に設立され、当時、水質汚染が問題になっていた多摩川および流域の環境浄化の促進や自然環境の保全などに必要な調査や試験研究の助成を1975年より開始しました。
2024年に東急財団設立50周年を迎えるにあたり、研究者・研究機関の研究と民間非営利団体の活動の協働が深まり、より実効性が高まることを目的としたプログラムに変更いたしました。
多摩川およびその流域の環境保全・改善は行政や企業の取り組みだけで実現することはできません。市民の意識が高まり、一人ひとりの行動変容につながり、次世代を育成することが不可欠であると考えます。
本助成が、多摩川から考える持続可能な環境共生型社会の実現に向けた研究・活動等の増進ならびに次世代育成に寄与するとともに、そこでの成果や気付きが広く一般の方々に共有され、美しい生活環境の創造につながっていくことを期待しています。
助成対象となる研究・活動
- 以下のような研究・活動等を想定しています。
- 研究者・研究機関(団体)が地域や住民に対して発信をする活動、巻き込んで行う研究等
- 民間非営利団体(NPO/NGO等)が一定の科学的根拠(エビデンス)に基づいて行う活動等
- 研究者・研究機関(団体)と民間非営利団体(NPO/NGO等)が協働して推進する研究および活動等
- 1~3を行う準備のための研究および活動等
- 以下の条件を満たすもの
- 一定の科学的根拠(エビデンス)に基づくもの
- 直接的、あるいは間接的に広く地域住民の環境意識の向上や行動変容につながるもの
- 以下のような研究・活動等を積極的に応援します。
- 研究者・研究機関(団体)と民間非営利団体(NPO/NGO等)が協働して推進する多分野協力型、実践型、提言型の研究および活動等
- 狭義の学問領域の枠を超え、成果を社会に還元する学際的・総合的な研究および活動等
助成種別
行おうとする研究や活動の計画レベルに応じて、以下の2つの助成コースを設けています。
- 【通常コース】
実施しようとする研究や活動に関して、既に一定の科学的根拠を持ち、実施計画や実施体制も十分整った状態で、1年目から本格的に研究や活動を行うコース。
※1年目から通常コースで研究・活動を行う場合の継続助成期間は最大3年間とします。ただし、単年度ごとに応募申請いただき助成採択されることが必要です。
- 【ステップアップコース】
実施しようとする研究や活動に関しての基礎調査、仮説検証、パイロット事業、アクション計画策定、体制整備など、準備的な活動に1年目に取り組み、2年目以降に本格的に研究や活動を行うコース。
例:科学的根拠を得るための基礎調査、地域の団体と連携するためのパイロット事業 等
※ステップアップコースは、2年目から通常コースに応募することが前提です。
ただし、ステップアップコースから通常コースへ編入した場合、通常コースでの継続助成期間は最大2年間となります。また、単年度ごとに応募申請いただき助成採択されることが必要です。
助成額
- 【通常コース】
(1~3年目)上限200万円/件・年
- 【ステップアップコース】
(1年目)上限100万円/件・年
(2・3年目)上限200万円/件・年
※初年度の助成件数は、両コース合わせて10件程度を予定しております。
※2年目以降は、単年度ごとに応募申請いただき助成採択されることが必要です。
助成対象
- 研究者(個人)、大学等の研究機関(団体)
- 民間非営利団体(法人格の有無は問いません)
応募資格
- 民間非営利団体は、応募時に団体設立後2年以上の実績があること
- 民間非営利団体は、ホームページやSNSなどで活動や団体概要が公開されていること
- 助成開始後、報告書の提出や報告会などへの出席に同意すること
- 助成事業が政治・宗教が目的ではなく、反社会的勢力とは一切関わっていないこと
応募受付期間
2023年9月1日(金)~10月31日(火)【必着】
詳細参照
https://foundation.tokyu.co.jp/kankyo-josei/
お問い合わせ・応募書類送付先
公益財団法人 東急財団 環境助成プログラム事務局
E-mail:kankyo-josei@tkk.tokyu.co.jp