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NO.37 アライアンス・マガジン、ウィングス・フォーラムなどのご紹介

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ライアンス・マガジン、ウィングス・フォーラムなどのご紹介
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(2023/7/16(公財)助成財団センター発行)

【事務局冒頭メッセージ】   
この度の豪雨災害で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 各地で大雨が続いていますが、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。  
夏休みが近づいてきました。 今年の夏は、ポストパンデミックを受けて、久しぶりの旅行を計画されている方も多いと思います。 JTBの調査では、国内旅行は2019年並みに戻る予想です。 低迷していた観光業にはうれしい悲鳴となりますが、観光客が増加することで、オーバーツーリズムの問題が再燃しています。
オーバーツーリズムとは、観光公害ともいわれ、観光客が押し寄せることで、観光地の住民にごみ問題や混雑、トイレ問題、マナー違反、自然破壊など、様々な負の影響を及ぼすことを言います。
実際、私の故郷も観光地ですが、まさかと思うような裏道が渋滞し、日常の買い物に支障がでるなどが問題になりました。 海外の観光地でも大きな問題となっており、それぞれの観光地においていろいろな対策が取られるようになってきました。
6月にはフランスの観光相が、旅行者の数を減らす戦略を発表しました。来年のオリンピックでは世界中から多くの観光客を迎え入れようとしているはずですが、観光地に人数制限の設定や、観光施設の予約制などの対策を、既に一部で実施しているようです。
観光立国のフランスでは、観光誘致という大きな経済効果によって、国の経済を支えることは大切ですが、最近の観光客が、旅行に時間やお金を掛けないことも観光客を制限する理由の一つのようです。
日本でも、すでにオーバーツーリズム対策が進んでいる地域もあり、例えば、その地域では行政・企業・住民の協力によって街全体で混雑の分散ができており、街のどこに行っても観光客が満足できるようになっています。
オーバーツーリズム対策によって、街全体をゆっくりと観光できるとともに、スイスのように、駅でスーツケースを預けて目的地の駅で受け取れるなどのサービスが拡充され、手ぶらで、のんびりと列車の旅を楽しめるのも観光客の魅力アップに繋がり、混雑緩和にもなると思います。便利さと利益だけを追求するのではなく、私たちも観光地の自然、文化に敬意をもって、忙しい日常から離れて、ゆったりとした旅行を楽しむことが大切です。
観光庁は、「住んでよし、訪れてよし」の観光地域づくりを目指しており、地方公共団体や観光地域づくり法人(DMO)が中心となって、様々な取り組みを行っています。 観光立国を目指す日本では、地域毎に行政・企業・住民が協力して、観光地としての魅力アップとともに、住民へ配慮した観光地域づくりを推進することが求められています。

INDEX  
1.アライアンス・マガジンについて
2.Wings Forumのお知らせ   
3.セミナーご案内 
4.センターからのお知らせ

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1.  アライアンス・マガジンについて
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民間助成財団を含む国際的なフィランソロピー界の論壇の中核にあるのがアライアンス・マガジン(Alliance Magazine)です。東西冷戦が終結した1990年代に、シヴィカス(CIVICUS)が担い手となり、非営利団体による市民参加を促進する市民社会形成の動きが活発になります。その流れの中で、さまざまな思潮のプラットフォームとなるべく発刊されたのが同誌です。

同誌はロンドンで、 アライアンス出版信託 によって発行されております。編集長は、英国人のフィランソロピー専門家チャールズ・カイダン氏が務めています。スポンサーとしてはカルースト・グルベンキアン財団(ポルトガル)、チャールズ スチュワート モット財団(米国)、ヒューレット財団(米国)、ロベルト・ボッシュ財団(独)、キング・ボードワン財団(ベルギー)などの欧米の名門民間助成財団が挙げられます。

助成財団センターでは中期計画で示しましたように他団体との国際的な連携強化を目指しております。これに鑑み、アライアンス・マガジンを会員の皆さまが当センターを通じて購入申し込みされますと、印刷版、デジタル版どちらでも30%の割引を受けられます。割引前の購読料は、印刷版は1年間で90ポンド(約16,000円)、2年間で170ポンド(約30,000円)、デジタル版は1年間で50ポンド(約9,000円)、2年間で95ポンド(約17,000円)となります。

ご参考までに、同誌の最新号は、「新しきものの衝撃(Shocks of the New)」と題しております。この特集では、寄付者助言ファンド(Donor Advised Funds)やクラウドファンディングのようなデジタル技術を活用して広く寄付を募るフィランソロピーの新たなトレンドと、厚い財産とその運用益に依拠する伝統的な民間助成財団の間の相克を論じています。詳細は下記をご覧ください。

https://www.alliancemagazine.org/magazine/issue/june-2023/ また、同誌に記事(英文)を寄稿されたい会員の方は、是非助成財団センターにご連絡ください。必ずしも掲載を約束するものではありませんが、日本からの情報提供が少ないことから、同誌編集部は歓迎するものと思います。

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2.  Wings Forumのお知らせ
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世界的な助成財団の連合組織WINGSが、African Philanthropy Networkとの共催で、5年ぶりに国際会議Wings Forumをケニアの首都ナイロビで10月3~5日にわたって実地で開催することとなり、世界の助成財団界においてホットな話題となっております。テーマは、「世界を変革するために、フィランソロピーを変革する」です。Wings Forumのアフリカでの開催は初めてです。会員の皆さま方もぜひご出席をご検討してみてください。プログラム等の概要は次の通りです。

https://www.wingsforum.org/programme 助成財団センターは予算の制約があるために同会議には出席の予定はありません。他方、当センター関係者の旅費をご提供いただける場合には、通訳を兼ねて当センター関係者が同行するような対応を考慮する用意があります。併せてお考えくだされば幸甚です。ご遠慮なく、センター宛てにお問い合わせいただければと思います。

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3. セミナーご案内
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◎助成財団センター主催、8月開催セミナーについてのご案内です。

(1)助成実務ステップアップ・セミナー(Zoom開催)

(2)研究推進/支援担当者(URAなど)のための研修セミナー

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4. センターからのお知らせ
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(1)助成財団センター後援

市民社会創造ファンド主催助成担当者のための研修交流会2023 ~豊かな関係性をつくる助成事業をめざして~1回目:助成金を「出す」編

◆あらまし◆  
(特活)市民社会創造ファンドは、さまざまな助成団体の助成担当者の方々が培ってきた知見を共有し合いながら、助成について考える研修交流会を開催しております。助成に携わる実務者の間の交流とネットワークづくりを促すことを狙い、助成財団センターはこの研修交流会を後援させていただいております。
また、 同ファンド山岡 義典理事長を始めとする、市民活動助成のレジェンド的なプログラム・オフィサーの方々のプレゼンテーションを窺うことができるのも大きな魅力です。
◆対象者◆
市民ファンド、コミュニティ財団、民間助成財団、企業、行政で市民活動助成に携わる担当者、NPO、中間支援組織、企業、大学、行政等で市民活動助成に関心をお持ちの方
◆日時・会場◆
8月31日(木)13:30~17:00
会場:SOOO dramatic!(東京都台東区下谷1-11-15)
https://sooo-dramatic.com/
◆定員◆
実地会場:50名
オンライン:100名
◆詳細(含む受講費)◆
https://civilfund-seminar2023.peatix.com/view
◆WEB申込◆
https://peatix.com/sales/event/3625431/tickets

(2)『助成財団 NPO・市民活動のための助成金応募ガイド2022』『助成財団 研究者のための助成金応募ガイド2022』を発刊いたしました。

(3)「 助成財団センター・レポート 日本の助成財団の状況(2022)」が刊行されております。

(4)新入会員のご紹介
一般財団法人 村上財団さまにご入会賜りました。心より感謝申し上げますとともに、今後とも情報提供に務めさせていただきます。

 

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★ ご寄付のお願い https://www.jfc.or.jp/donation/
助成財団センターでは当センターの事業活動にご理解とご賛同をいただき、是非ご寄付をお寄せくださいますよう心よりお願い申し上げます。

★ 会員募集中 https://www.jfc.or.jp/recruitment/
当センターの中間支援組織としての果たすべき役割、責任は極めて大きいものと自覚しておりますが、皆さまのご参加とご協力があってこそのものです。
多くの皆さまに会員として当センターを支えていただきたく心よりお願い申し上げます。
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JFC e-mail newsletter No.37
編集・発行 公益財団法人 助成財団センター
発信日 2023年7月16日
編集・発行人 花崎 和彦

公益財団法人 助成財団センター
〒160-0022 新宿区新宿1-26-9 ビリーヴ新宿4F
TEL:03-3350-1857 FAX:03-3350-1858
URL:https://www.jfc.or.jp
Twitter:https://twitter.com/GIC7E8xM9r1islT

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