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NO.39 第37回「助成財団フォーラム2023」を開催いたします

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第37回「助成財団フォーラム2023」を開催いたします
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(2023/9/14(公財)助成財団センター発行)

【事務局冒頭メッセージ】   「心と体を傷つけられて亡くなった天国の子供たちのメッセージ展」が、9月23日(土)まで、東京都人権プラザ(東京都港区芝)にて開催されています。私は、8月21日~9月8日に多摩平の森ふれあい館(東京都日野市)で開催されていた時に、初めてこの展示を知りました。 夏休みが明けて新学期が始まる日は、子供の自殺が多い特異日とされており、こうした状況の解消に向けた働きかけのため、東京都人権プラザは、2018年から特定非営利活動法人ジェントルハートプロジェクトの協力を得て、いじめ等により心と体を傷つけられて亡くなった子供たちのメッセージ展を開催してこられました。 展示されているのは、子供たちの辛く悲しい心の内を示したメッセージかと思っておりましたが、純粋で心優しい、13人の子供たちの、家族や友達への感謝に満ちたメッセージでした。なぜこのような心を持つ子供たちが、命を落とすことになったのかと胸が苦しくなるばかりです。大人として、大きな責任を痛感します。 この企画展を協力されている、特定非営利活動法人ジェントルハートプロジェクトの代表理事の小森新一郎さまの『「誰かが悲しむから死んじゃいけない」のではなく あなたの命・あなたの心 それはかけがえのないものだから、私はあなたに生きていてほしい』というメッセージが、心に刺さりました。 心の中はわからなくとも、原因となることは、大人が取り除いてあげることはできるかもしれない、1つのことだけに向き合って我慢し続けるのではなく、苦しみが少しでも小さなことに感じることができる余裕のある人生を送らせてあげられればと心から思います。
東京都人権プラザの専門員の方からは、「以前は夏休み明けの9月1日が圧倒的に子供の自殺が多かったのですが、最近はゴールデンウイーク明けなど、長期のお休みの後に、自殺が多くなる傾向もみられます。」と伺いました。
そして、「失われた子供たちの命に思いをめぐらし、子供たちの命を守っていくために、一人ひとりが自分たちにできることを考える機会としていただきたい、1人でも多くの人が気づくことが大事であり、そのきっかけになれば」とお話しされています。
企画展は9月23日(土)まで開催されています。
お時間がある方は、足を運ばれたらいかがでしょうか。

INDEX

1.第37回「助成財団フォーラム2023」 開催のご案内   
2.第5回教育系財団交流会 開催のご案内 
3.セミナーご案内 
4.センターからのお知らせ 

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1.第37回「助成財団フォーラム2023」開催のご案内
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◆あらまし◆

「助成財団フォーラム2023」は、久々の実地開催となります(オンライン参加も可能です)。皆さまの積極的なご参加をお待ち申し上げます。本フォーラムのコンセプトは次のようなものです。

◆全体テーマとコンセプト◆

全体テーマ:

「今こそ民間助成を考える~ 助成財団を取り巻く環境の大きな変化 ~」

コンセプト:

地球温暖化と自然災害の頻発、ウィルス感染症やウクライナ侵攻の長期化、人工知能(AI)の急速な進化の影響等々、私たちを取り巻く国内外の環境は日々不安定さを増しています。 

このような状況にあって、誰一人取り残さない社会の実現に向けて、私たちは、今一度 ”Think Globally, Act Locally” の視点で社会に向き合う姿勢が求められていると考えます。そして、そのためのチャレンジングな取り組み(研究や活動)を率先して支え、応援していく主体こそが助成財団であり、これによる助成事業であると位置づけられるでしょう。 

翻って、現在の日本の助成財団を取り巻く状況は、政府による競争的資金の拡大、新たな奨学支援制度や休眠預金制度の動向、企業の社会貢献活動等の定着と進展、クラウドファンディングや遺贈にみられる寄付手段の多様化、コミュニティファンドの台頭など、急速に、かつ激しく変化しています。

そこで、これからの助成財団や助成事業の在り方を国際社会の現状や動向も念頭に、大きな視野からじっくりと考える機会にしたいと考えます。

このフォーラムを契機に、それぞれの助成団体が、社会状況を先取りするためのより積極的な助成事業に取り組まれることを期待します。

◆プログラムの概略◆

上記のコンセプトのもとに、「助成財団フォーラム2023」では、法政大学名誉教授、(公財) 助成財団センター会⾧である山岡 義典に、助成財団として考えるべきことを語っていただきます。講演の題目は、「民間助成を豊かにするための知と力と技」 となります。

それと共に、外部からの視点で助成財団が何をなすべきかについて焦点を当て、「助成財団セクターの置かれている状況と価値向上に必要な方向性」というプレゼンテーションを、 協力アカデミー代表 松原 明さまにお引き受けいただきました。 

また、コンセプトに掲げた「今一度 ”Think Globally, Act Locally” の視点で社会に向き合う姿勢が求められていると考えます。そして、そのためのチャレンジングな取り組み(研究や活動)を率先して支え、応援していく主体こそが助成財団であり、これによる助成事業である」というイメージに即した助成のケースを4例ご紹介することとなります。 プログラムの全体像は、追って助成財団センターWEBサイト https://www.jfc.or.jp/ に掲示いたします。

◆日時◆
2023年11月17日(金)13:00~17:00(情報交換会17時頃から18時頃まで)

◆開催方法◆
ハイブリット開催
リアル会場:AP虎ノ門 Room C・D 東京都港区西新橋1-6-15 NS虎ノ門ビル(日本酒造虎ノ門ビル)11F

◆詳細(含む受講費、WEB申込)◆
追って、助成財団センターWEBサイト https://www.jfc.or.jp/ に掲示いたします。

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2.第5回教育系財団交流会 開催のご案内
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2006年に「教育系助成財団をグループとして共有する問題を解決し、より効果的な活動に専念できる環境を造る」という理念の下、当センターの会員財団のうち、教育系助成財団の皆さんにより『教育系財団交流会』が発足しました。公益財団法人日産財団、公益財団法人博報堂教育財団、公益財団法人パナソニック教育財団の3幹事財団の皆さんが中心に企画し、助成事業を取り巻く社会環境などの情報を共有し、共通するテーマについて意見交換をおこなっており、「教育系財団交流会」は会員財団の皆さんによる最も主体的な活動となっています。  
◆あらまし◆
昨今の助成財団を取り巻く環境は、教育分野における令和の教育改革やGIGAスクール構想、奨学分野における新たな修学支援制度をはじめとする公的制度の動向等、大きな変化が表れています。そうしたことから、信頼される助成財団として、引き続き、社会的な役割を果たし、更に、より良い社会の発展に向けた活動を展開していくため、新たな取り組みが求められる時代を迎えています。 そのような現状を鑑み、助成財団センターでは、助成財団の皆さんが、時流の変化を把握し、それぞれの独自性を発揮したらよいのかに焦点を当て、自らの助成事業の在り方を考える機会を提供したいと考えています。  
◆対象者◆
当センター会員団体  
◆日時◆
2023年10月25日(水) 13:30~17:00  
◆開催方法◆
ハイブリット開催 リアル会場: (公財)博報堂教育財団会議室(千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル14階)  
◆プログラム◆
第一部では文部科学省より講師をお招きし、ご講演いただきます。 タイトル:「令和の教育改革やGIGAスクール構想、民間教育系助成への期待」 講師:文部科学省 初等中等教育局 修学支援・教材課長 武藤 久慶 様   二部では財団紹介、三部は幹事財団を中心に情報交換会を行います。  
※ 本編終了後、人的ネットワーク作りを目的とした簡単な交流会を予定しています。(希望者のみ有料)。   
◆詳細(含む受講費、WEB申込)◆
追って、助成財団センターホームページ https://www.jfc.or.jp/ に掲示いたします。  
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3.セミナーご案内
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◎助成財団センター主催セミナーについてのご案内
Zoomでの開催を基本としています。在宅での受講も可能です。
(1)助成実務セミナー(10月) (Zoom開催)  
◆あらまし◆
主として助成事業の経験が浅い運営責任者ならびに実務担当者を対象として、助成事業に関する基本的な知識とノウハウを目的に助成財団センター理事 渡辺元が分かり易く講義をいたします。(1回ごとのご参加も可能です)  
◆対象者◆
助成事業の立ち上げ責任者、運営責任者、担当者、財団のプログラム・オフィサーならびに伴走支援者、NPOの経営者ならびにマネジャーや現場スタッフ、中間支援の方など  
◆日時◆
10月4日 (水) 14:00~16:30 
テーマ1:「民間助成財団および助成業務について」
10月11日 (水) 14:00~16:00 
テーマ2:「助成事業を運営するために-助成事業とは何か、その運営留意」
10月18日 (水) 14:00~16:00
テーマ3:「助成事業のフォローアップ-意義、実施方法、情報の活用-」
10月25日 (水) 14:00~16:00
テーマ4:「助成事業をどのように組み立てるか」  
※ 今回より、今までは別途ご案内していました、ステップアップ・セミナーについても併せてご案内していますので、詳細にてご確認ください。  
◆詳細(含む受講費)◆
https://www.jfc.or.jp/news/news-20230914/  
◆WEB申込◆
https://pro.form-mailer.jp/fms/68cc2047296215
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4.センターからのお知らせ
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(1)懸賞論文募集 (公財) 公益事業支援協会さまは、下記のテーマについての懸賞論文を募集されています。  
「公益法人制度改革の目指した多くの法人が公益認定を受け、公益の増進を進めるという思想と現実の乖離について。
◎このような乖離が生じた原因
◎新公益法人制度の目指した「公益の増進をはかる」ために公益法人制度はどうあるべきか。
◎欧米各国の公益法人制度を比較し、わが国の公益法人制度はどうあるべきか。」  
賞金は、 
最優秀賞:1人 賞金300万円   
優秀賞:1人 賞金100万円  
佳作:5人 賞金1人につき20万円 ・ 合計100万円  となります。  
募集は、令和6年1月15日迄です。    
ご関心をお持ちの方は、以下をご覧ください。
https://www.pusa.jp/sweep/index.html
(2)NPO支援財団研究会2023秋WEBシンポジウムを開催いたします。  
◆あらまし◆
秋の助成金応募シーズン到来。プログラムの狙いを理解して提案力を高めよう! 来年度に向けて、多くの助成財団が助成金を公募する時期となってまいりました。助成金の受け手であるNPOとしては、助成財団とのパートナーシップを発展させるために、最適の助成プログラムを見つけ出し、よりよい企画を提案したいところです。同時に、助成金の出し手である助成財団としても、助成プログラムの趣旨を的確に理解してもらい、より質の高い応募をしていただき、パートナーシップにつながればと願っています。この問題意識を踏まえ、NPO支援財団研究会 2023秋WEBシンポジウムを開催いたします。テーマは、「秋の助成金応募シーズン到来。プログラムの狙いを理解して提案力を高めよう!」となります。  
※ NPO支援財団研究会とは、社会活動 NPO支援助成を実施する助成団体を中心とした13 団体で構成され、民間公益活動の担い手として重要な役割を果たす NPO 法人や市民活動団体の活性化と基盤強化に向けて、助成団体とのパートナーとしてのネットワークを確立し、役割を更に高めていくための活動です。事務局業務は、特定非営利活動法人セイエンとともに公益財団法人助成財団センターが担っています。
◆対象者◆
NPO法人やボランティア団体、各地の中間支援団体及び助成財団・団体、企業、自治体関係者、企業のCSR関係者 等
◆日時◆
9月22日(金)13:00~15:30
◆開催方法◆
Zoom開催となります。 オンライン 定員300名 (参加費 無料)
◆WEB申込◆
https://20230922nposympo.peatix.com/
◆プログラム◆
13:00 開会あいさつ
13:05 第1部 基調講演「よりよい助成申請を行うためにどのような点に注意すればいいのか」   
プレゼンテーター:協力アカデミー代表 松原 明さま   
・助成プログラムとは何を狙っているのか   
・募集要項をどう読み解き、企画はどう作ればいいか   
・助成プログラムを選ぶとき、どのようなポイントに注意すればいいか
13:30 第2部「各助成団体のこの秋の助成プログラム紹介」   
各助成団体/司会:松原 明さま   
(秋募集の10団体より)   
・助成プログラムの概要   
・助成プログラムが狙っている成果   
・応募団体に期待すること
14:30 休憩
14:40 第3部「助成事例にみる財団の期待するポイント」  
司会:立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科客員教授 助成財団センター理事 渡辺 元   
・2助成団体(日本郵便株式会社、キリン福祉財団予定)からの助成プログラムの紹介   
・推薦されたNPO法人の助成プログラムに対する解説(プログラムをどう理解し、どう企画を立てたか)   
・助成団体から見たNPOの企画の評価ポイント
15:20 質疑応答
15:25 閉会挨拶
◆出席財団◆
(予定、50音順) 公益財団法人キリン福祉財団、公益財団法人助成財団センター、公益財団法人SOMPO環境財団、公益財団法人SOMPO福祉財団、社会福祉法人中央共同募金会、公益財団法人電通育英会、公益財団法人トヨタ財団、公益財団法人日本財団、日本郵便株式会社本社、独立行政法人福祉医療機構(WAM)、公益財団法人三菱財団、公益財団法人ヤマト福祉財団、社会福祉法人読売光と愛の事業団
◆主催◆
NPO支援財団研究会 (事務局:特定非営利活動法人セイエン、公益財団法人助成財団センター)

(3)Wings Forum開催のお知らせ

世界的な助成財団の連合組織WINGSが、African Philanthropy Networkとの共催で、5年ぶりに国際会議Wings Forumをケニアの首都ナイロビで10月3~5日にわたって実地で開催することとなり、世界の助成財団コミュニティにおいてホットな話題となっております。テーマは、「世界を変革するために、フィランソロピーを変革する」です。Wings Forumのアフリカでの開催は初めてとなります。会員の皆さま方もぜひご出席をご検討してみてください。プログラム等の概要は次の通りです。https://www.wingsforum.org/programme

(4)『助成財団 NPO・市民活動のための助成金応募ガイド2022』『助成財団 研究者のための助成金応募ガイド2022』を発刊いたしました。

(5)「 助成財団センター・レポート 日本の助成財団の状況(2022)」が刊行されております。

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★ ご寄付のお願い https://www.jfc.or.jp/donation/
助成財団センターでは当センターの事業活動にご理解とご賛同をいただき、是非ご寄付をお寄せくださいますよう心よりお願い申し上げます。

★ 会員募集中 https://www.jfc.or.jp/recruitment/
当センターの中間支援組織としての果たすべき役割、責任は極めて大きいものと自覚しておりますが、皆さまのご参加とご協力があってこそのものです。
多くの皆さまに会員として当センターを支えていただきたく心よりお願い申し上げます。
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JFC e-mail newsletter No.38
編集・発行 公益財団法人 助成財団センター
発信日 2023年9月14日
編集・発行人 花崎 和彦

公益財団法人 助成財団センター
〒160-0022 新宿区新宿1-26-9 ビリーヴ新宿4F
TEL:03-3350-1857 FAX:03-3350-1858
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