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NO.28 第4回教育系財団交流会が開催されます

JFC e-mail newsletter No.28
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 第4回教育系財団交流会が開催されます
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(2022/10/17(公財)助成財団センター発行)

<事務局冒頭メッセージ「皆さんがご存知のキャラクター」>
皆さんのご家庭にも何か1つぐらいはハローキティーなどのサンリオ商品があるのではないでしょうか。その創業者は辻信太郎さん(94歳)です。今年8月の終戦記念のYahooニュースの特集で、その記事を目にしました。

辻さんは山梨県出身、17歳の時に甲府空襲を経験されています。昭和20年7月6日の夜~7日、131機のB-29による空襲により、甲府市は、市街地の約74%が焼きつくされ、死者は1,127名とされています。恥ずかしながら甲府空襲を知りませんでした。大戦末期の日本の主要都市の多くが空襲により被害を受けている中、なぜ軍事工場もない地方の甲府が空襲を受けたのかは、首都東京に近くそれなりの規模であって狙われたとのことですが、たまたまで1,000人以上の命が奪われるのが戦争なのかと思います。

辻さんは「なにがあっても、戦争を起こしてはいけない。この世から戦争をなくさなければならない。そのためには、“人間同士が助け合い、仲よく生きていける”環境が必要です。だったら自分はそのために、何ができるのか。常に、そのことを考えていました。そこで、みんなが仲よくなるために役立つ、かわいらしい文房具などの小さなプレゼントをつくろうと考えたんです。」として、始めたのがサンリオだったという事です。1960年の設立以来62年、多くのキャラクターは子どもたちの心を温かく包み込んでいます。

もうひとつのエピソードがあります。ハローキティーは今や世界中でも有名なキャラクターです。特に、ハローキティーは驚くほど色々な商品に使われて「仕事を選ばないキティさん」とまで称されているのです。これは、株主総会で「もし知っているお店でいい商品やおいしいお菓子があるのに、実はお店では売れていない……ということがあれば、株主様からお店の方に、商品にサンリオのキャラをデザインしてみたらどうか提案してみてください。そうすれば商品が売れるようになりますから。うちはお助けビジネスですから(ねとらぼ より)」と発言されていることに表れています。

この2つのエピソードから、ハローキティーは世界中の人々が“助け合い、仲良くする”ために日夜働き続けていると考えると益々可愛く思えてなりません。

また先日、ドラえもんが、赤い羽根の募金キャンペーンに毎年新しいイラストで登場し、協力をしていることも知りました。かわいい、楽しいキャラクターが、助け合いの心から、社会の発展や寄付文化の醸成に寄与しています。このような愛にあふれたキャラクターに囲まれている日本で、子どもたちに“助け合い、仲良くする”思いが育まれ、世界の平和を心より願う大人に育つことを願ってやみません。

辻さんの想いは公益財団法人辻国際奨学財団として、発展途上国からの成績優秀かつ経済困難な者に対する奨学金支給にもつながっています。

追記)

国際公益法人不正喚起週間が来週10月17日(月)から21日(金)まで開催されています。大阪府はこのキャンペーンに日本で初めて呼応し、所管する法人に注意喚起のメッセージを送りました。読者の皆様におかれましても、ご関心をお寄せいただき、注意喚起に努められることをお勧めします。

INDEX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.第4回教育系財団交流会10月31日(月)開催のご案内(センター会員さま対象)
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2.「新しい時代の公益法人制度の在り方に関する有識者会議」 の立ち上げ
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 3.寄付月間2022~Giving December~の呼びかけ
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 4.セミナーご案内
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 5.センターからのお知らせ
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 1.第4回教育系財団交流会10月31日(月)開催のご案内(センター会員さま対象)
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第4回を迎える「教育系財団交流会」が10月31日(月)にWEBオンラインで開催されます。

AIやIoTなどの急速な情報技術の進展の結果として、最近の教育が置かれた状況、さらには教育系の助成活動を巡る環境が大きく変化しております。またコロナ禍がこの変化を大幅に加速しております。この歴史的転換点を踏まえ、東京工業大学名誉教授、一般社団法人ICT CONNECT 21会長である赤堀 侃司先生をゲストスピーカーとしてお招きし「これからの時代にむけたSTEAM 教育とは」という題目で、プレゼンテーションをいただきます。

赤堀先生は「AI時代を生きる子どもたちの資質・能力」、「オンライン学習・授業のデザインと実践」、「AIと人間の学び」などの先端情報技術と教育に関連する多くの著作をご執筆されるとともに、パナソニック教育財団常務理事、三菱みらい育成財団理事も兼務されておいでです。

赤堀先生のプレゼンテーションに加えて、教育系財団交流会の幹事財団をお引き受けいただいている博報堂教育財団の新たな取組み「こども研究所企画 定点調査結果」のご報告、更には「現状の課題」や「他財団に聞いてみたいこと」に焦点を当てた情報交換会など、盛りだくさんのコンテンツとなっております。

教育系財団に限らず、多くの財団の皆さまにご参加いただければ幸いです。
プログラムの詳細に関しましては、下記をご覧ください。
https://www.jfc.or.jp/news/news-20220917/
お申し込みは、以下からです。10月26日(水)が〆切となります。
https://pro.form-mailer.jp/fms/322367bf261201

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2.「新しい時代の公益法人制度の在り方に関する有識者会議」の立ち上げ
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6月に閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」及び「経済財政運営と改革の基本方針 2022」を踏まえ、9月末に内閣府は「新しい時代の公益法人制度の在り方に関する有識者会議」の開催を決定いたしました(開催期間は、本年10月~明年5月を予定)。

趣旨は「民間による社会的課題解決に向けた公益的活動を一層活性化し『新しい資本主義』の実現に資する観点から、公益認定の基準を始め現行の公益法人制度の在り方を見直し、制度改正及び運用改善の方向性について検討すること」と公表されております。
会議座長は、雨宮孝子公益法人協会理事長(当センター理事も兼務されております)がお務めです。

同会議は、一連のヒアリングを11月末までの間に6回にわたって実施する予定です。これに関連して、助成財団センターからは、花崎専務理事と両角理事・事務局長が2回目のヒアリングに参加いたしました。当センター側からの発言の骨子は次の通りです。

◇「新しい時代の公益法人制度の在り方に関する有識者会議」への期待と感謝の表明。
◇収支相償・遊休財産規制の弊害などに関し、センターがWEBでの定点アンケートを行っている結果と会員財団を中心とする助成財団関係者との意見交換を踏まえた報告。

「公益財団の新規事業へのチャレンジ精神、スピード感をもった展開が促されるような、変更認定のあり方について、議論したい」などの建設的な意見を委員から頂きました。
助成財団センターとしては、この会議の結果を助成財団のより自由で創造的な助成活動に結び付けるために、情報収集を行うとともに、必要があれば積極的な働きかけを行いたいと考えております。
今後も注目すべき動向が見受けられましたら、またご報告させていただきます。なお、同会議の枠組みなどについては、下記をご覧ください。
https://www.koeki-info.go.jp/regulation/koueki_meeting.html

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3. 寄付月間2022~Giving December~の呼びかけ
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助成財団センターも、立ち上げ時から関与している「寄付月間」-現在も花崎専務理事が同月間推進委員会委員を務めております-から、今年度の「寄付月間2022~Giving December~」についての呼びかけをいただきましたので、以下でご紹介させていただきます。

寄付の流れは近年大きな社会的ムーブメントとなっており、寄付金の受け入れと分配を中心に行う大規模な助成財団が存在感を増してきております。さらに、クラウド・ファンディングという新しい仕組みからも目を離すことができません。皆さまもご関心をお寄せいただければと考えます(事務局)。

「寄付月間(Giving December)」は、NPO、大学、企業、行政など寄付に関わる関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために協働で行う、12月1日から12月31日までの全国的なキャンペーンです。https://giving12.jp/
寄付月間への賛同を表明する賛同パートナーや、寄付月間を盛り上げる賛同企画を募集中です。
〇賛同パートナーになる。
寄付月間の主旨に賛同いただける方であれば個人・法人問わず、どなたでもなることができます。
ブログやSNS等での情報発信及び広報協力、関連するイベント・勉強会などの企画への参加をとおして、一緒に盛り上げてくださる方はぜひご応募ください。
〇企画を実施する。(賛同企画)
賛同パートナーになると、寄付月間に関連したイベント、シンポジウム、講演会、キャンペーンなどを賛同企画として開催できます。小さなキャンペーンから大きなイベントまで、様々な企画を募集しています⇒企画概要や募集要項等はこちらをご覧ください。
https://giving12.jp/apply/

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4.セミナーご案内
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◎助成財団センター主催セミナーについてのご案内

新型コロナウィルス感染症対策のため、皆さまの安全確保を最優先に考え、Zoomでの開催を基本としています。在宅での受講も可能です。
(1) 助成実務セミナー(11月)開催のご案内
<あらまし>
主として助成事業の経験が浅い運営責任者ならびに実務担当者を対象として、助成事業に関する基本的な知識とノウハウを目的に当センター理事 渡辺元が分かり易く講義をいたします。(1回ごとのご参加も可能です)
<対象者>
助成事業の立ち上げ責任者、運営責任者、担当者、財団のプログラム・オフィサーならびに伴走支援者、NPOの経営者ならびにマネジャーや現場スタッフ、中間支援の方など
<日時>
・第一回:11月2日(水) 14:00 ~ 16:30
テーマ1「民間助成財団および助成業務について」
・第二回:11月9日(水) 14:00 ~ 16:00
テーマ2「助成事業を運営するために-助成事業とは何か、その運営留意」
・第三回:11月16日(水) 14:00 ~ 16:00
テーマ3「助成事業のフォローアップ-意義、実施方法、情報の活用-」
・第四回:11月30日(水) 14:00 ~ 16:00
テーマ4「助成事業をどのように組み立てるか」
<形式>
Zoomミーティング
<費用>
助成財団センター会員団体:6,000円(税込) / 助成財団センター非会員団体:9,000円(税込)
※ 第一回のみ 会員団体:6,600円(税込) / 非会員団体:9,900円(税込)
会員セット参加費:23,000円(税込)もご利用ください
<詳細>
以下をご覧ください。
https://www.jfc.or.jp/news/news-20221017/

<参加申込>
下記URLからお願いいたします。
https://pro.form-mailer.jp/fms/e1e81902257632

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5.センターからのお知らせ
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◎ 「助成財団のこころ」のご案内
センターでは、「助成団体のこころ」と題し、当センター会員、特に一般寄付の受け入れを掲載されておられる財団の皆さまの設立の理念や経緯、事業内容を紹介するページを開いております。https://www.jfc.or.jp/kokoro/

これは上述の「寄付月間」(Giving December)- ttps://giving12.jp/ – に合わせた企画です。助成財団の設立と活動に関しては「多くの人や団体のこころ」が深くかかわっていることを発信することを「助成財団のこころ」は目的としています。ぜひご覧になっていただければ幸いです。また、自らの財団について、発信をお考えの財団(センター会員に限定させていただいております)は、センター事務局あてにご遠慮なくお知らせください。

◎ 職員募集のご案内
助成財団センターでは、助成財団と共に民間助成活動を支えてその振興に努め、助成財団界全体の発展のために創意工夫をし、実行力と責任感を持って仕事を行っていただける仲間を募集します。
職務内容は、次の通りです。

・キャパシティビルディングとしての研修・セミナー、フォーラム等の企画・運営担当職員
・広報(出版物・メルマガ・SNS編集)サブ担当職員

詳細は、下記をご覧ください。
https://www.jfc.or.jp/recruitment-2/

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★ ご寄付のお願い https://www.jfc.or.jp/donation/

助成財団センターでは当センターの事業活動にご理解とご賛同をいただき、是非ご寄付をお寄せくださいますよう心よりお願い申し上げます。

★ 会員募集中 https://www.jfc.or.jp/recruitment/

当センターの中間支援組織としての果たすべき役割、責任は極めて大きいものと自覚しておりますが、皆さまのご参加とご協力があってこそのものです。

多くの皆さまに会員として当センターを支えていただきたく心よりお願い申し上げます。

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JFC e-mail newsletter No.28
編集・発行 公益財団法人 助成財団センター
発信日 2022年10月17日
編集・発行人 花崎 和彦
公益財団法人 助成財団センター
〒160-0022 新宿区新宿1-26-9 ビリーヴ新宿4F
TEL:03-3350-1857 FAX:03-3350-1858
URL:https://www.jfc.or.jp
Twitter:https://twitter.com/GIC7E8xM9r1islT

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