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No.12 助成財団センターの部会事業・「同業種財団交流会」『教育系財団 交流会』のご紹介

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助成財団センターの部会事業・「同業種財団交流会」
『教育系財団 交流会』のご紹介
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(2021/06/17(公財)助成財団センター発行)

助成財団センターが位置する新宿御苑界隈でも、昨年のコロナ危機勃発以来、緊急事態宣言が断続的に発令される中で、いくつものレストランや食堂が閉店してきました。日本中のいたるところで目にする風景と思います。この調子だと、コロナ危機が終焉した後でも町の賑わいを取り戻すには時間がかかるな、と考えていました。ところが、最近になって気が付いたのですが、数は少ないもののラーメン屋や美容院が新規に開店を始めています。これには驚きました。おそらく、既存の店舗が閉店していく中で家賃などが下がる。それと共に採算分岐点も下がる。これなら、人の流れに制限がかかる中でもやっていけるだろう、と先見して判断した方々がいるのだと思います。発想を切り替えることでピンチをピンチに終わらせずにひょっとしたらチャンスにつなげることができるのかと思い、いたく感心しました。
民間助成財団は、多くの場合一定の財産を保有しています。このおかげで外部環境の変化に左右されずに粛々と助成事業を進めることができるのですが、その一方で外部環境の変化によって生じた新たな助成事業のシード(種)を見つけたり、それに向かって機動的に自らの事業を作り直すのは一歩遅くなりがちです。これを頭に入れながら、周囲の変化の兆しに順応し進化するのも大事かもしれません。(事務局)

INDEX・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.『教育系財団 交流会』のご紹介
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2.お知らせ
◎「助成財団センター主催セミナー(Zoom開催)」について他
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1.『教育系財団 交流会』のご紹介
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助成財団センターの活動は多岐にわたります。その中の一つが、部会事業・「同業種財団交流会」の活動です。その活動の特徴は、教育、奨学、研究などの助成のカテゴリーごとに、いくつかの会員財団がメンバーとして集まり、助成活動や助成を取り巻く社会的環境といった共通のテーマについて情報共有と意見交換を行います。
当センターの支援事業においては、複数の幹事財団の皆さまが中心に企画し、助成活動や助成を取り巻く社会的環境など、共通のテーマについて情報共有と意見交換をいただいており、会員財団の皆さま自身による最も主体的な活動となっています。

今号のメルマガでは、この部会事業・「同業種財団交流会」の活動をご紹介させていただくために、まず『教育系財団 交流会』を取り上げ、幹事の皆さまからのメッセージを掲載させていただき、次回は『奨学財団 交流会』についてご紹介していきます。『教育系財団 交流会』は、2006年に「多くの教育現場で助成財団の存在を認識し、その資金の有用性を知らしめるためには、個々の助成財団の努力だけでは限度があり、グループとしての助成財団の存在を強く訴える必要がある。この部会は助成財団相互間の情報交換を密にすることにより、共有する問題点を把握し、グループとして問題を解決していくことにより、個々の財団がより効果的な活動に専念できる環境の造成を目指すものである。」という理念のもとに発足しています。

直近では、きたる 7月13日(火)15:00~17:30に、会員財団の皆さまを対象に『教育系財団 交流会』のオンラインでの交流会・情報交換会を開催いたします。そこでは、グループとしてのアライアンス(広報等)検討、コロナ危機の下での教育現場での効果的な助成や国際交流の方法、更にはコロナ危機の下で加速していくデジタル通信技術を活用した教育現場の状況や要望の把握などについて、幹事財団が中心となって意見交換を行います。
交流会の内容につきましては、後日センターWEBサイトでご紹介してまいりますので、ご覧いただければ幸いです。

それでは、以下が『教育系財団 交流会』幹事財団の皆さまからのお言葉です。(団体名五十音順)

<公益財団法人日産財団 常務理事 原田 宏昭 様 からのお言葉>
今の子供たちが大人になる頃は、AIやIoTが普及したSociety 5.0 という超スマート社会になっているそうです。では今、私たちは子供たちに何を教育すればいいのか。この難問に、教育関係者は産官学それぞれの立場から知恵を絞っています。さて、私たち助成財団としても、未来の社会を背負う子供たちのために、まずは財団同士が協力して知恵を出し合って、大きな力にしていきたいと思っています。

<公益財団法人博報堂教育財団 事業局長 成岡 浩章 様 からのお言葉>
弊財団は、「子ども」「ことば」「教育」を活動領域と捉え、現場の先生方、研究者、教職を目指す学生、小中学生などを対象に、「ことばの力」を子どもたちの生きる力へと育む事業を推進しております。また、子どもたちが、ことばの力によって社会と関わり、他者と繋がっていくための「場の形成」についても支援しております。教育に携わる財団の皆様と、「教育」という共通テーマのもと、議論の「場」を形成し、不測な事態の中でのノウハウや活動の共有などの活発な情報交換を行い、それぞれの事業の深化・拡大に貢献することを期待しております。

<公益財団法人パナソニック教育財団 常務理事・事務局長 関戸 康友 様 からのお言葉>
・学校現場を対象とする各種事業活動を行っている企業・団体にとって、2020年度は、様々な変容の可能性を垣間見た1年だったのではないでしょうか。
・学校現場の変容に対して、サポートする側としてどのような視座・視点で事業を考える必要があるのかなど、情報や課題の共有ができる交流会となれば幸いです。
・今回はオンラインでの交流会ですが、その利点を活かして、普段なかなかお目にかかることのできない皆様とも情報交換をさせていただけることに期待をしております。

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2.センターからのお知らせ
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◎助成財団センター主催セミナー(Zoom開催)について
・新型コロナウィルス感染症対策のため、皆様の安全確保を最優先に考え、すべてZoomでの開催としています。在宅での受講も可能です。

**助成実務セミナー(7月)
主として助成事業の立ち上げ責任者、運営責任者、担当者などを対象として、助成事業に関する基本的な知識とノウハウを学んでいただくことを目的に助成財団センター理事 渡辺 元が4回に亘って、分かり易く講義をいたします。1回ごとのご参加も可能です。

<対象者>
助成事業の立ち上げ責任者、運営責任者、担当者、財団のプログラムオフィサーならびに伴走支援者、NPOの経営者ならびにマネジャーや現場スタッフ、中間支援の方などが対象となります。

<日時>
1.7月1日(木) 14:00~16:30
テーマ:「民間助成財団および助成業務について」
2.7月8日(木) 14:00~16:00
テーマ:「助成事業を運営するために-助成事業とは何か、その運営留意-」
3.7月15日(木) 14:00~16:00
テーマ:「助成事業のフォローアップ-意義、実施方法、情報の活用-」
4.7月20日(火) 14:00~16:00
※ この回のみ、火曜日に開催されます。ご注意ください。
テーマ:「助成事業をどのように組み立てるか」

詳細・申し込みは以下からとなります。
http://www.jfc.or.jp/wp-content/uploads/2013/04/202107kenshu.pdf

**助成財団の初任管理者研修
-キリン福祉財団・トヨタ財団の事例から学ぶ-
前半では、助成財団センター田中 皓専務理事が、わが国の助成財団の現状や取り巻く環境、助成財団運営・管理等の基本についてプレゼンをいたします。後半は公益財団法人 キリン福祉財団 常務理事 大島 宏之様、公益財団法人 トヨタ財団 常務理事 山本 晃宏 様のお二人をお招きし、それぞれの財団の活動紹介や経験を踏まえた財団運営への取組、管理者としての心構え等についてお話しいただき、皆さまとの質疑応答をおこないます。併せて、フリートーキングでの情報交換やオンライン名刺交換等を通して、皆さまの交流を深めます。

<日時>
開催日時:7月9日(金)13:00~17:30
詳細・申し込みは以下からとなります。
http://www.jfc.or.jp/wp-content/uploads/2013/04/210709kenshu.pdf

◎新入会員のご紹介
公益財団法人軽金属奨学会様、公益財団法人ソニー音楽財団様、公益財団法人日本フィランソロピック財団様(五十音順)にご入会賜りました。
心より感謝申し上げますとともに、今後とも情報提供に務めさせていただきます。

◎ 職員募集(契約職員)のお知らせ
助成財団センターでは、助成財団と共に民間助成活動を支えてその振興に努めるとともに、助成財団界全体の発展のために創意工夫をし、実行力と責任感を持って仕事を行っていただける仲間を募集します。
詳細は下記よりご確認ください。
http://www.jfc.or.jp/profile/recruitment/

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★ ご寄付のお願い http://www.jfc.or.jp/profile/donation/
助成財団センターでは当センターの事業活動にご理解とご賛同をいただき、是非ご寄付をお寄せくださいますよう心よりお願い申し上げます。

★ 会員募集中 http://www.jfc.or.jp/profile/collection/
当センターの中間支援組織としての果たすべき役割、責任は極めて大きいものと自覚しておりますが、皆さまのご参加とご協力があってこそのものです。
多くの皆さまに会員として当センターを支えていただきたく心よりお願い申し上げます。
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JFC e-mail newsletter NO.12
編集・発行 公益財団法人 助成財団センター
発信日 2021年6月17日
編集・発行人 田中 皓

公益財団法人 助成財団センター
〒160-0022 新宿区新宿1-26-9 ビリーヴ新宿4F
TEL:03-3350-1857 FAX:03-3350-1858
URL:http://www.jfc.or.jp
Twitter:https://twitter.com/GIC7E8xM9r1islT

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